畳とはイ草を使った「畳表(たたみおもて)」と、「畳床(たたみどこ)」「縁(へり)」の3点で構成された古くからある床材のひとつです。 現在は畳表と畳床だけで縁のない「縁なし畳」も多く見られるようになりました。 現存するものでもっとも古い畳は、東大寺の正倉院で保管されている「御床畳(ごしょうたたみ)」と言われています。今の畳とは若干違い、イ草を使った畳表は同じですが、畳床はゴザを5、6枚重ねた作られたものです。 当時は、座布団のような座具であり、布団の下に敷く寝具の一つとして必要な場所に置かれていました。現在の住まいづくり事情から見ますと、リビングの一部に畳コーナーなるものを設けたり、寝室の一部を