住宅に使われている素材として、主に屋外の商品に使われているガルバリウム鋼板についてご紹介します。
ガルバリウム鋼板はアルミニウムと亜鉛を鋼板にメッキしたもので、1972年にアメリカ合衆国で開発されました。
日本では、トタンなどと呼ばれていた亜鉛メッキ鋼板が数多く使われていましたが、メンテナンスの面から錆に強い防食性から屋根材や外壁材、雨樋等に近年使用されることが多くなった建材です。
以前は半永久的に錆びない、メンテナンスフリーと言われ、夢のような素材として広まりました。
そもそも亜鉛メッキ鋼板は、メッキ層に含まれる亜鉛が鉄よりも先に錆はじめ、鉄の腐食を防止していますが、ガルバリウム鋼板は、さらにアルミニウムがメッキ層を保護している為、高い防食性を発揮しています。
つまるところ、錆びに強いと言うだけで、残念ながら錆びます。
一方で、屋根や外壁などに使用するメリットもご紹介しますと、ガルバリウム鋼板は瓦屋根やモルタルの外壁材に比べて圧倒的に軽量な素材と言えます。
重量が軽くなるという事は建物の構造的な負担が軽減します。
皆さんも重たい荷物を持ち続けたら疲れますよね。
建物も同様です。
特に地震に対しては、建物に与える負担が大きく変わります。
そんなことで、耐食性の高さや建物に対する負担軽減の観点から、一度ご検討されてはいかがでしょうか。