物件は今年に入り着工させて頂いた「茨城県S様邸」です。
基礎工事が進行しており、ベタ基礎の底盤が完了して立ち上がりの型枠にコンクリートの打設が終わりました。
掘削工事「根切り」
基礎をつくるために地盤を掘削した残土が基礎の周りに盛られております。外構工事の際に敷地内で整地を行ったり、場外へ処分したりしてこの盛られている状態の土はなくなります。
コンクリートを流して固めるために設置する型枠。画像の型枠は鉄製ですが木製もあります。基礎から立ち上がっているボルトはアンカーボルトと言い、建物の構造材と基礎をつなぐ為の大切な部材となります。
型枠にコンクリートを流し込んだ後、コンクリートの強度を損ねる内部の空気をバイブレーターで抜いた気泡が見えます。職人さんがその気泡を抜ききらせつつ、表面を均しています。
昔は型枠を叩いて空気を浮上させて抜いていましたが、ご近隣に騒音でご迷惑をお掛けし、ジャンカ(モルタルの充てん不良によって、粗骨材が多く集まり、空隙の多くなった不良部分の事)を防ぐ為、近年は機械(バイブレーター)で抜くのが主流となっています。
建物内部から汚水や雑排水を下水道につなげる為、地上に配管が出てこない様に基礎の底盤を抜いた先行配管を行っています。基礎の天端は職人さんが均した後の画像となり、キレイになっています。
コンクリートが固まり型枠を外すまで一定の日数が置かれます。これを養生(ようじょう)と呼びます。